異国迷路のクロワーゼ 12話「屋根の上の猫」(最終回)

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「異国迷路のクロワーゼ」の第12話です。


最終回となりました。鈴のついた猫を追っていた湯音でしたが、ギャルリ内では彼女が家出してしまったと大騒ぎ。パンの少年も一生懸命になって探している姿が愛らしく感じます。湯音がこの商店街にやってきた頃は、知らない人には警戒するという話もありましたが、いまではすっかりギャルリに馴染んでいる様子が伝わってきました。オスカーがいったように、湯音はもうギャルリの立派な家族です。

猫を追っていた湯音もいつしか気づけばギャルリの屋根の上。このあたり、クロードの父親と重なる部分がいくつかあったようで、クロードがこれまで思い悩んでいた過去がすべて語られることになりました。それはクロードの父親に対する存在。湯音がクロードの父親と知らずに手袋を手にしていたときの、クロードの反応はいままでに見たことがない表情でした。ここでは、前回は湯音のお姉さんの話を聞いて、彼女のことを深く知ろうと思ったクロードでしたが、今度はクロードが湯音に打ち明けます。

それは、クロードの父親が高所での仕事中に彼の目の前から転落して亡くなってしまったということ。それは、湯音がギャルリの屋根で足場を踏み外してガラスの屋根に落ちた状況と似ています。しかし当時は、父親を助けることができませんでしたが、いまは湯音を助けることができました。クロードの心境も大きく変化したことと思います。それにしても、その場所がグラン・マガザンだったということ。前回のレビューで、湯音をそこへ行かさなかったのはギャルリの敵だからであるとか書きましたが、本当はその理由があったからであるようです。

先にも述べましたが、いまや湯音はギャルリの家族。しかし、湯音にとってこの街には、まだまだ知らないことはたくさんあると思います。それに、湯音がまだ披露していない日本の料理や文化をクロードに出すことを想像するとついニヤニヤ。これからも、様々な出来事が刻まれることでしょう。


ゆっくりとした時間の流れと、暖かみのある街の雰囲気のある作品でした。



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