氷菓 5話 「歴史ある古典部の真実」

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「氷菓」の第5話です。


古典部の「氷菓」という文集に英雄として語りづがれてきた、えるのおじである関谷純。そんな彼がなぜ、文集に書き伝えられているのかという真相を、4人が持ち寄った手がかりをもとに奉太郎が謎解きました。しかし、えるにはまだ引っかかる部分があったばかりでなく、奉太郎もこの推理が完全ではないことに気づきはじめることになったのです。そのきっかけとなったのが彼の姉からの電話の一言にはじまります。それはまるで、姉が関谷純のことをすべて知っているかのよう。ここでは、奉太郎がもう一度手がかりを見つけ出して、ついにその真相のすべてがここで明らかとなりました。

彼が目をつけていたのは、関谷純のことを氷菓に綴った執筆者。しかも、その執筆者が思いのほかすぐ近くにいたようで、司書の先生であったのだから驚きです。どうやら、文集のバックナンバーを図書室で探していたときに、「古典部」という言葉に異様に反応した先生が気になっていたのだとか。そんなこともあって、奉太郎はその先生から話を聞き出すために、えるたちを呼び出すことにしました。省エネ主義の彼にとっては、かなりのエネルギー消費だったとは思うのですが、今回は違うようで・・・!?

古典部の全員が集まったところで、ここの卒業生であり古典部のOBである司書の先生からすべてが語られました。45年前の出来事は、奉太郎の推理どおり文化祭をもとにおきた生徒と学校の対立によるものでした。そのなかで、関谷純が生徒たちの代表であったのは間違いなかったようですが、そのようになったのは誰も名をあげなかったなかでの貧乏くじを引いてしまったことによるものなのだとか。それゆえに、「犠牲」という言葉はここに結び付くようです。しかも、運動中に火事などを引き起こしたこともあって、それらの責任で退学させられることになったという新しい事実もわかりました。しかし、そんなことがあっても退学の最後まで悔しさや憎しみの表情をみせなかった、えるのおじはとても勇敢だと思います。

でも、表情ではみせなかった彼の思いは「氷菓」そのものにしっかりと残っていました。それは、「私の叫び」をもじった「氷菓」というタイトル、表紙に描かれたウサギの絵などが物語っていたのです。こうしてみると、彼がどのような思いであったのかは、本人しかわからないこと。でも、今回の推理を聞いた後に文集を改めてみると、完全でなくてもこれにはおじの何かが伝わってくるものがありました。

こうして45年前の出来事ははっきりと解明。しかし、いまだにバックナンバーの創刊号が見当たらないのも事実です。誰が持ち出したかと考えられるのは関谷純、司書の先生、はたまた奉太郎の姉といったところでしょうか。ここまで、古典部の勧誘から文集の提案などタイミングよく奉太郎に持ちかけてくる姉の存在。あまりにもタイミングがいいので、何かあるとは思うのですが、まさか姉と関谷純が一緒にいるなんてことがあればびっくりです。しかし、えるが奉太郎と同じくして古典部に入ってきたことを考えると・・・。まさかですよね。



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